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2013/11/04 (Mon) 芸術療法とオマケの話

さてさて、
予告していた芸術療法の話と後でオマケのお話しを!!


私も公的機関とカウンセリングルームの方で、
芸術療法を行っています。

芸術療法・・・
名前が良くないですが、非常に簡単に言えば、
何かしらの表現手段で、
治療や予防、気持ちの発散や整理などを目的として行う・・・
そのようなことになるかと思います。


「表現すること」は人にとって、
浄化作用があると言われるのをご存知の方も多いと思います。
実際、歌を歌ってスッキリする、という体験は、
たくさんの方がしていらっしゃるでしょう。
踊って楽しくてスッキリとか、
ぬり絵が楽しくて、集中している内にスッキリしたなど、
多分、「表現する」ことでスッキリ感を体験した日常の話は、
いっぱいあると思います。


こうした「表現すること」を一人でやっていると、
独り言や日記のような感じになるようで、
セラピストなどが一緒にいることで、
カウンセリングと同じことが生じるという、
そんな印象が私はありますね。


ですから、自分で何かをしてスッキリしている状態ならば、
それで十分だと思います。
しかし、それだけでは何となくモヤモヤが取れない、
そんな時に、芸術療法を体験する事は意味があるかもしれません。



芸術療法と呼ばれるセッションは色々です。
絵を描いたり、コラージュや、陶芸、詩歌、物語を創るとか、
踊ったり、音楽という領域で何かしたり(これもやり方は色々)、
箱庭
(フィギアなどを使って、砂の入った箱の中に自由な世界を創る)や、
・・・・まだまだ色々あると思いますが、
ここで揚げたものは、陶芸と踊りを抜かして、
私もセッションで行っているものです。


例えば絵を描くといっても、自由に描くことも、
こちらから何かを描いてということも。
また簡単に色鉛筆を使ったり
フィンガーペインティングのように、
指や手を使って塗って行くこともあります。

ちなみにカウンセリングルームでは色々と制約もあるので、
ちょっとした絵を描くこともありますが、
コラージュや箱庭が多いでしょうか。


こうして表現されたものが媒介となり、
カウンセリングを続けることもあります。
作品を挟んで話をしていると、
それがきっかけで、ご自身が忘れていたような話や、
自分で気づいていなかった話が出てきて、
状況が進んでいくような現実的側面があるのです。


しかし最も重要なのは、心の奥深くに存在しているもの、
自分ではまだ言葉として意識できていないもの、
或は深く隠されてきたものが、具体的な形をとって、
その場に象徴的に表われてくる。
この「象徴的な」世界を、本人とセラピストが一緒に感じる空間。
それが芸術療法ではないかと思います。
そして、これこそ真髄といえるでしょう。


自分が気づいていなくても、
確かに存在している心の奥の色々な何かに、
ちゃんと形を与えてあげる。

まずはそれだけで、
何だかちょっとスッキリすることが多いのです。


そしてさらに表現されたものをセラピストと一緒に、
見たり聴いたり自分で体験してみる、つまり客観視してみると、
これは経験から申し上げることですが、
気持ちの浄化、スッキリ感というだけでなく、
問題が生じている場合は、
その時期あたりがスタート地点となり、
動いて行くんですよね、後から考えると、ですけど。


やはり表現を通して間接的に問題を客観視する、
このことに意味があるのだと思います。



まあ、ほら、
人の相談に乗ったりすると、
こうしたらいいのに、という考えが浮かびませんか?
それは人のことなので、冷静に客観視できるからです。


これが自分のことだと、なかなかそうはいきません。
全体を客観的に見て、考えることができない状態だからです。
客観視も、一人ではなかなか難しい。
表現されたものと、それを表現した人と、
第三者であるセラピストがいることで、
客観視が成立するのでしょう。


ですから、芸術療法は心の浄化作用を持つもの、
さらに問題がある場合は、
解決へのスタート地点となり進んでいけるもの、
そんな説明になるかな、と思っています。



さて実際のセッションは、
創った本人は気づかずに、でも何かを感じている状態で、
セラピストは感じながら、でも言葉にはあまりしません。


せっかく言葉ではないものとして登場してきて、
これから熟していくところなのに、
言葉にしてしまうと、
たくさんの大切なものが削ぎ落されてしまうからです。


しかし何も言葉のやり取りはないかというと、そうではありません。
色々尋ねてみて、一緒に考えてみたりもします。
時に、ご自身もぼんやり感じていそうなものを、
言葉にすることもあります。


そして作品を一緒に眺めて考えていると、
その場ではっとすることもありますが、
後から、私一人で作品をじっと眺めて、
ああっと思うこともあります。


すごく深い場合もあるし、そうではないこともある、
そんな世界です。



何はともあれ、あまり難しく考えずに、
時々歌ったり踊ったり、好き勝手に色をぬったり、
楽しく自由に表現してみることが、
一番簡単なリフレッシュ方法で、お勧めできます。


そしてもう少し、深めていきたいときは、
芸術療法というセッションもあるのだと、
そんな感じで考えていただけるといいかなと思います。




ふふふ・・・
長いから、ここまで読んでいらっしゃる方は少ないかも。
で、オマケの話。もう、今週の話ですが、
11月7日木曜日のNHKBS、21時から、
「グルメスター」という番組で、
ほんの少しだけ登場して色についてのコメントをしています。
撮影はカウンセリングルームです。
全体は出ていないと思いますが、私の右側に見える赤い物体は、
箱庭療法に使う箱のフタなんですよ~~!なんて。
オマケのお話しでした!



紅葉サンプル2013

都会でもそろそろ、紅葉が始まろうとしてます。
緑の中にチラホラ茶色や赤が・・・
今年の紅葉はどうでしょうか?

さて、先日ターナーの美術展に行ってきました。
以前からターナーの光の空や水の表現は、
本当に心に響くものがあると感じていました。
画面の中に大きくとった空の表現が特に好きです!

それは自然界の一瞬を、人の感性で切り取っていながら、
しかし尚、人の力が及ばない自然の力の真実が伝わってくるようで、
画家の目を通して、神聖な世界を一緒に感じられる、
そんなふうに受け止めていました。

そしてやはり天才はすごいなあ~と思っていたのですが、
今回の美術展で、彼は天才でありながら、
且つ、すごい努力の上にあの世界を創りあげていると知り、
一段と好きになりましたね。

自然への畏敬の念が感じられるのは、
自然の崇高さを表現するという姿勢が、
ターナーの中に貫かれていることも知りました。

だから個人的な狭い自然観でもなければ、
単なる自然の模倣でも写実でもないのですね。

美術展は、代表的作品はあまり来ていなかったように感じましたが、
ターナーの軌跡を知ることができるという意味で、良かったです。


ああ・・・・・
久々に自然の中に行きたいな~~
昔みたいに、旅行に行きたいな~~・・・と思う私でした。

・・・あれ、どうしたんでしょう?
今回はやけに全て長いですね・・・







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お久しぶりです 

昨年冬に新宿の伊勢丹でお見かけしてから(遠くからだったので声をかけるまでできませんでしたが)、気になって調べてみたらこのブログを見つけたのがつい嬉くて、コメントさせて頂きました。
もう10年くらいまえにVで始まる専門学校で教えて頂いた、井上です(名は裕です。昔過ぎて覚えていらっしゃらないかもしれませんが...)
ブログで拝読すると、教えて頂いた時とは違った感じで新鮮ですね。

2014/01/09 21:09 | Inoue [ 編集 ]


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プロフィール

山脇惠子

Author:山脇惠子
はじめまして。
クリニックやカウンセリングオフィスで心理カウンセラーとして勤務し、少年院などで芸術療法を行っています。遅筆にも関わらず本を出版させていただき、テーマが「色彩と人の心」のため、興味を持っていただけているようです。
HPを作りましたが
http://irokokoro.com/
しばらくは更新が難しいかもしれず、ブログで発信できるものはしていきたいと考えております。
しかし、遅筆です。PCが苦手で、ぼちぼちです。どうぞよろしくお願いいたします。

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